人文社会科学
教育学部
障害児生理学研究室
人文社会科学系 准教授
渡邉 流理也 WATANABE Ruriya
専門分野 | 重度重複障害教育、医療的ケア、病弱教育、障害児生理学 |
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キーワード | 重症心身障害、コミュニケーション支援、心拍指標、NIRS |
我々の研究室では、重症心身障害をもつ子どもや大人が社会生活を過ごすために自立に向けた支援や教育や、地域で暮らしやすくなるための研究を行っています。
重症心身障害とは、身体の麻痺等のために重度の運動障害をもち、発達が非常にゆっくりである重度の知的障害をあわせもった障害です。重症心身障害があると、身体を動かすことが難しいために周囲の人から話しかけられたりした時に応答していることが分かりにくかったり、本人の意思を周囲が理解することが難しかったり、コミュニケーションに大きく困難を抱えることが多いです。
重症心身障害児者の内面を客観的に評価することで、周囲の人とコミュニケーションがスムーズに行っていけるようになり、自立や社会参加がしやすくなることが期待できます。
内面を客観的に評価するために、本研究室では、重症心身障害児者の心拍や脳機能のデータを測定し分析を行っています。
また最近では、重症心身障害児者だけでなく、病気のために長期入院をしている子どもたちへの教育支援や生活支援にも取り組んでいます。
S1-S2パラダイム時のHb濃度変化(左)と心拍反応(右)
関連する知的財産論文等 | ・渡邉流理也他(2004)「視覚障害を伴う重症心身障害児における期待心拍反応の生起と脳形態所見との関係」, 『日本重症心身障害学会誌』,第29巻3号,pp.231-237 ・渡邉流理也他(2005)「脳酸素機能マッピングを用いた重症児の教育指導効果の評価法」,『日本重症心身障害 学会誌』,第30巻3号,pp.265-270. ・渡邉流理也(2017)「肢体不自由特別支援学校在籍児のコミュニケーション機能評価の検討:行動評価とNIRS による脳機能評価から」,『新潟大学教育学部研究紀要人文社会学編』10巻1号,pp31-39. |
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重度の障害児への教育や支援や、地域生活への支援に取り組んでいます。
長期療養(入院)が必要な子どもたちへの教育支援にも取り組んでいます。
・重度の障害児・者の支援に取り組んでいる教育以外の他の職種
・最新のICT技術を生かす領域を探している研究関係者