研究シーズ集

情報通信

シビックテックによる情報技術と共創による課題解決 ~ デジタル化と社会イノベーションの社会的インパクト ~

工学部 協創経営プログラム

白川研究室

人文社会科学系 准教授

白川 展之 SHIRAKAWA Nobuyuki

関連URL:
http://www.eng.niigata-u.ac.jp/~emgt/

専門分野 図書館情報学・人文社会情報学、社会システム工学(政策科学)
キーワード 地域課題解決、デジタル化(DX)、シビックテック、ソーシャル・イノベーション、社会インパクト評価

研究の目的、概要、期待される効果

 市民自らがデータを活用し新たなサービスを作る“シビックテック”という新たな取り組みを研究をしています。新型コロナから私たちの暮らしを守るため、今世界中で注目されるテクノロジーです。行政だけではできないスピードで、市民目線の使いやすいデザインや、外国人向けサイトなどきめ細かな情報発信が可能となるなど、行政のデジタル化(DX)の推進にも欠かせない技術です。
 情報技術とオープンデータを用いアプリやサービスが次々と生み出され、中には行政と市民がコラボする形で、コロナ対策のサイトに使われるなど、影響力を強めています。
 特徴の1つは、オープンということです。「オープンデータ・オープンソース」を利用することです。行政が、誰でも活用できるよう公開し、さらに、サイトの基本設計となるプログラムそのものが、オープンとなっているので、誰でも簡単複製し利用できます。誰でもプログラムの改良やバグの修正作業に加わることができます。
 もう一つの特徴は、「市民参加型」の技術活用を図る科学技術にとどまらないオープンな社会イノベーションの活動であることです。
 シビックテックを通した共創により、企業のオープン・イノベーション、さらには社会イノベーションが加速化することが期待されます。


米国デジタル庁(USDS)調査及び長官表敬の様子(2019年)

シビックテック団体(一社)Code-for-Japanサミットの様子(新潟市)

   
関連する知的財産論文等

日本におけるシビックテック・コミュニティの発展 ―国内外のネットワーク形成とCode-for-Japan― 経営情報学会誌 Vol. 27 No. 3, December 2018 P208-220(http://www.jasmin.jp/activity/books/journal/pdf/27-3_208.pdf)

連載 シビックテックの時代 : 行政サービスの共創とスマート化(1~5) 時事通信「地方行政」2020~21年

アピールポイント

 国・地方で公務員・独立行政法人等で勤務経験がある実務家教員です。産学官民の連携の経験が豊富で、自らも社会起業家としてソーシャルスタートアップの起業経験もあります。

つながりたい分野

・自治体のDX、行政改革、産業振興など、地域の社会課題を情報技術など科学技術、又は社会の仕組みの革新で解決を志向する、地域の産学官民の皆様との連携・協働を希望します。


お問い合わせは
新潟大学社会連携推進機構
ワンストップカウンター まで 
onestop@adm.niigata-u.ac.jp

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