研究シーズ集

共通・他の領域

開発志向のPBL型工学教育プログラム ~ 創造性を目指すものづくり教育 ~

工学部附属工学力教育センター開発PJ部門

PBL型工学教育(ものづくりプロジェクト)

自然科学系 教授・工学部 技術専門職員

山内 健・羽田 卓史  YAMAUCHI Takeshi・HANEDA Takuji

関連URL:
http://ecet.eng.niigata-u.ac.jp/monodukuri/top.html

専門分野 工学教育、課題解決型学習
キーワード ものづくり、技術開発、工学教育、グループワーク、アクティブラーニング

研究の目的、概要、期待される効果

 工学部附属工学力教育センターでは、学生が分野・学年混合の複数人でプロジェクトを組み、共通の技術的課題解決に向けて活動する「ものづくりプロジェクト」を実施しています。
 「ものづくりプロジェクト」は、通年で開講される科目ですが、1・2・3年時にそれぞれ受講することができ、学生によっては3年間という長期に渡って技術開発に取り組みます。課題解決に向けての技術開発やものづくりを行うだけでなく、プロジェクトを運営する過程で生じる諸課題に対処する中で、リーダーシップや協調性、自主性などを養います。
 NHK学生ロボコン大会や全日本学生フォーミュラ大会など、全国規模の工学系大会に出場・上位入賞を目指すプロジェクトや、ハイブリットロケット、オリジナル補聴器、理科実験教材など、自ら課題を設定し、その課題を解決する製品を製作するプロジェクトもあります。
 各プロジェクトは、主に大学内の設備を使用してものづくりを行いますが、内容が高度化するにつれ、企業から物品・資金・技術提供を受けています。協力企業に就職した事例や、新入社員教育に活用されたこともあり、よい交流が生まれています。

   
関連する知的財産論文等

羽田 卓史, 鈴木 孝昌, 上田 和孝, 坪井 望「ものづくりを核とした国際ワークショッププログラムの開発」,工学教育研究講演会講演論文集, pp. 432 - 433. 2019

鈴木 孝昌, 羽田 卓史, 岡 徹雄, 阿部 和久 他「新潟大学工学部工学力教育センターにおける”ものづくり教育”」,電気学会研究会 教育フロンティア研究会, pp. 57-60. 2018

アピールポイント

 各プロジェクトが、大会等で様々な賞を受賞するだけでなく、教育プログラムとして新潟大学学長教育賞(2021)を受賞するなど、先進的な取り組みです。

つながりたい分野

・学生プロジェクトを様々な面で支援したい企業・自治体だけでなく、学生のアイディアと共に技術的課題を解決したい幅広い分野の方


お問い合わせは
新潟大学社会連携推進機構
ワンストップカウンター まで 
onestop@adm.niigata-u.ac.jp

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