研究シーズ集

地域課題

「新潟英知のPotluck party」を通した問題解決Platformの創設 ~ Web meeting を用いたpost COVID-19 eraの地域情報統合(医療情報から) ~

医歯学総合病院 魚沼地域医療教育センター

新潟大学地域医療教育センター

医歯学総合病院魚沼地域医療教育センター 特任教授

米岡 有一郎 YONEOKA Yuichiro

関連URL:
http://www.uonuma-kikan-hospital.jp/#top04

専門分野 脳神経外科、低侵襲手術、間脳下垂体疾患、高次脳機能、地域医療
キーワード 知のPotluck party、問題解決、チームビルディング、地域医療、災害医療

研究の目的、概要、期待される効果

 地域医療の現場では様々な光景を目にし、医療のみが独立して最適化できるわけではないことを実感しています。地域医療が直面する問題を解決していくための英知を結集し、「情報統合」を行い、問題点を詳細に/明確に整理することで、問題解決能力を有する専門家との遭遇が容易となり、解決までのハードルが下がることを狙っています。
 医療問題は、医療のみならず、地域の行政、財政、観光、災害対策とも直結するので、医療系高等教育機関のみでの解決は困難であり、より包括的に、経済、行政をはじめとする英知の結集が望まれます。県内の29の高等教育機関それぞれの得意分野から少しずつ智慧を出し合うことにより(Potluck party)、直面する問題を有効に解決してゆくPlatformを創設します。チームビルディング/組織運営/資金調達/会計/IT機器整備/情報管理等、課題の解決に必要な知識や技術や経験を、そのPotluck partyで調達します。
 また、新潟県は広く、その距離的隔たりを埋めるために、ICTの活用が必須です。COVID-19 Pandemicのもとで、実用性が再認識されたvideo conferencing and online meetingにて英知を結集します。「第5世代移動通信システム(5G)」の実用化を視野に、地域情報の統合を、先ずは医療情報から試みます。
 統合された地域情報から問題を解決するスキームを研究し、All Niigataでの発展を目指します。

新潟県内の英知をつなげることにより、ソフトおよびハード両面の資産を有機的に連結し、既存のリソースから最大限の成果を生み出す、問題解決Platformの創設を目指します。

【取り組む課題例/事業例】

   
関連する知的財産論文等

新潟医学会雑誌131(12):669-684, 2017 高齢化社会における脳神経外科魚沼地域における実践から紐解く,高齢化地域医療における低侵襲外科の役割

新潟県医師会報(818)2-10May2018 魚沼地域における脳神経外科医療の実践から紐解く地域医療の将来像

アピールポイント

 本県の関東からの玄関口である魚沼地域での医療の実情に精通し、ニーズを把握しています。
 問題解決システムの創設を目指し、ニーズを把握し、事業化を目指します。

つながりたい分野

・「高等教育コンソーシアムにいがた」に加盟する県内の30の高等教育機関、新潟県、通信/教育/医療等の事業体や企業(特に5Gを生かした施策に興味ある)。


お問い合わせは
新潟大学社会連携推進機構
ワンストップカウンター まで 
onestop@adm.niigata-u.ac.jp

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