医療・健康・福祉
歯学部 口腔生命福祉学科
口腔保健学分野
専門分野 | 予防歯科、口腔保健教育 |
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キーワード | 住民参加型歯科保健活動、ソーシャルキャピタル、行動変容 |
健康づくりには従来のような行政が主導とした方法だけではなく、住民の視点を取り入れ、立場の異なる者たちによる互いの情報を双方向に伝達できる体制が求められています。そこで、歯科と住民をつなぐ「は~もに~プロジェクト」を立ち上げ、歯科関係者による住民参加型歯科保健活動を行っています。
この活動によって住民が自らのニーズを歯科専門家へ発信しやすくなり、歯科専門家の情報伝達技術や参加意識が向上するという効果が得られています。さらに、住民が主体的に歯科保健活動に取り組むようになったことで、住民と歯科との意識の壁が低くなり、双方向の間に良好な関係が構築されています。今後は地域内で様々なネットワークの形成とともにソーシャルキャピタルの構築を目標として、は~もに~プロジェクトを継続し、住民の口腔の健康を目指します。
具体的な取組み事例
住民参加型歯科保健活動と「は~もに~プロジェクト」の役割
これからの協同のイメージ図
関連する知的財産論文等 | ・葭原明弘 他 編集・執筆:歯医者さんが、まちづくりNPOに出会った!,新潟日報事業社,新潟市,2009年 ・葭原明弘 他 編集・執筆:お口からはじまるまちづくりの虎の巻~住民参加型地域歯科保健活動のスタートアップ~,は~もに~プロジェクト,新潟市,2013年 ・葭原明弘: 歯科保健活動で「地域とつながる」ということ」, 公衆衛生, 77(2), 111-115,2013. |
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大学、行政、歯科医師会、歯科衛生士会が協同して住民参加型歯科保健活動をします。
地域の住民が「元気で長生き」を目標とし、主体的に活動できるようにサポートします。
・住民の口腔の健康の向上したいと考えている地方自治体、学校や施設など
・地域における保健活動を通して住民の健康を支えるツールの開発を考えている企業など