研究シーズ集

農・食・バイオ

地域農業振興計画策定のための基礎調査・組織づくり

農学部 生物資源科学プログラム

伊藤亮司研究室

自然科学系 助教

伊藤 亮司 ITO Ryoji

専門分野 農業経済論、地域農業論
キーワード 農業振興計画、地域農政、参加型地域づくり

研究の目的、概要、期待される効果

 大学人の強みは、フリーな立場故の中立性かも知れません。不安定な「猫の目」農政・変革期にある農業情勢の下で、地域の農業・農村を再構築するには、何よりも地域農業の方向性についての意識共有・グランドデザイン(計画)が必要です。
 「人・農地プラン」「地域農業ビジョン」等、これまでの計画づくりは、「作ることが目的化」し、実行局面で必ずしも貫徹しないことはなかったでしょうか。一部の担当者や「有識者」が描いたキレイな構図が、実際には「絵に描いた餅」にとどまることはなかったでしょうか。それでも何とかなってきたとすれば、そのこと自体は「古き良き時代」あるいは、行政の現場に、酸いも甘いも分かった上で「達人の調整」を担うプロの農政担当官がいたことの証でもあろうと思います。
 しかし、人的にも財政的にも自治体がゆとりをなくしつつある今、従来の手法は通用しづらくなり、他方で、きめ細かな計画づくりとその広い関係者間での共有、実行段階への接続が求められます。多くの関係主体を巻き込みながら、参加型の計画づくりを進めることは、その後の実践にも繋がります。ただ多くの主体を束ねるには、大学など外の手も活用することが有効になるでしょう。手弁当を持ち寄って、一緒に汗をかきませんか。

(旧)小国町森光集落における集落振興計画づくり

地元「塩川酒造」とのコラボ:「大学は美味しい」in新宿高島屋

   
関連する知的財産論文等

論文,農業委員活動記録からみる新潟県の農業委員の業務の実態,農村経済研究,2017,35(1),110-117.

論文,農協改革下での農協本体事業の協同性を問う:新潟県内の動きから,協同組合研究,2017,37(1),24-27.

論文,新潟市革新的農業実践特区の現場から. 住民と自治.,2017,649.,16-19.

アピールポイント

気長にじっくりお付き合い頂ければ幸いです。
自給率が高まる「米の酒」でやりましょう。
ばか(り)者・わか(沸か)者・よそ者の輪。
地元大学ならではの密な関係構築。

つながりたい分野

・新潟県内の市町村(農林関連部署)
・農協・土地改良区・NOSAI他農業団体
・農業士会・農民組合等の農民団体
・集落組織・地区振興協議会NPO等の地域団体


お問い合わせは
新潟大学社会連携推進機構
ワンストップカウンター まで 
onestop@adm.niigata-u.ac.jp

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