共同教育講座

地域産業の発展と強化には、専門性を持った人材の採用のほか、就業者が業界の先端技術や高度な専門知識を継続的に得られる環境が必要です。
しかし、地域の中小企業は、人材不足により専門知識・経験がない人材でも雇用せざるを得ない状況であったり、企業単独での高度専門人材の育成は難しい状況にあります。そのため、地域産業界では、業界全体で採用人材の再教育を行うことが求められています。また、先端科学技術等の取り込みが遅れることにより、当該産業の魅力を低下させ、さらに人材の獲得が難しくなり、結果、地域産業そのものが衰退することが懸念されます。
そこで、2022年度から、新潟地域の各産業分野の企業群を組織化し、大学と地域企業群の協働で地域産業のニーズを満たす次世代型の教育を行う「共同教育講座」をスタートしました。
このリスキリングプログラムの実施を通じた人材育成を行うことで、新潟を、あらゆる世代が活躍できる、より魅力的な地域へと発展させることを目指します。
共同教育講座の特徴
- 就業者を対象とし、場所や時間に制約されない学習環境を提供します。
- 産業界との対話のもと、業種に特化した専門性の高い教育プログラムの企画・開発を行います。
- 人材育成を目的としたリカレント教育プログラムを、大学と地域産業群との協働で実施します。
意義・メリット

- 人材不足の解消(社員の再教育)
- 若者にとって魅力ある職場環境の整備
- 競争力の向上
- 若者の雇用促進
講座設置の流れ
- STEP01
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社会連携推進機構・地域人材育成部門が中心となって、地域や企業等と対話
- STEP02
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ヒアリング内容をもとに、各社が抱える問題から、その産業界共通のニーズを集約
- STEP03
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共通の課題を持つ企業を組織化し、地域産業コンソーシアムを形成
- STEP04
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新潟大学と地域産業コンソーシアムで契約、共同教育講座を設置
社会人が受講しやすい仕組み

Point.01
対面講義は夕方~夜間を中心に開講

Point.02
オンライン配信や、オンデマンドシステムによる受講も可(一部講義を除く)