新潟大学 社会連携推進機構

医療・健康・福祉
2025.04.16

治療用スマホアプリを用いた糖尿病など代謝疾患とその合併症予防

医学部 血液・内分泌・代謝内科研究室
北澤 勝
北澤 勝
KITAZAWA Masaru
医歯学系 特任准教授
曽根 博仁
曽根 博仁
SONE Hirohito
医歯学系 教授
専門分野
生活習慣病、内分泌代謝疾患、先進糖尿病治療、医療機器プログラム
キーワード
産学連携、共同研究、スマートフォンアプリ、IoT、糖尿病治療
関連URL
http://www.med.niigata-u.ac.jp/emh/

研究の目的、概要、期待される効果

 近年、医学医療界において、スマートフォンアプリの活用が大いに期待されています。すでに禁煙治療や高血圧治療のために医療機器としてのスマートフォンアプリが開発され、日常診療で活用されています。糖尿病領域においてもスマートフォンアプリの使用により、医療者、患者双方の時間と労力を節約しつつ効率的な介入が可能になると考えられ、糖尿病予防及び糖尿病治療への応用が期待されています。 しかし糖尿病領域におけるスマートフォンアプリの有効性は充分に明らかになっていません。
 本プロジェクトは治療用スマートフォンアプリを用いた糖尿病など代謝疾患とその合併症予防法を開発し、その有効性を示す事を目指しています。
 例えば、2型糖尿病予防のために、血糖値と生活習慣の関係を記録し、それに基づく個別化フィードバックメッセージ機能、ならびに糖尿病専門医監修による糖尿病予防のための教育コンテンツを含むスマートフォンアプリを開発し、その使用により血糖値、体重、炭水化物摂取量が減少することを明らかにしました。
 本プロジェクトを通して糖尿病領域での新たなスマートフォンアプリを用いた予防法・治療法の開発が可能になることが期待されます。

関連する知的財産論文等

  • ・Kitazawa M, Sone H, et al. Lifestyle Intervention with Smartphone app and isCGM for People at High Risk of Type 2 Diabetes: Randomized Trial. The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism. in press

アピールポイント

実際の医療現場に還元する科学的エビデンスの構築できます。スマートフォンアプリの開発及び有効性を示す臨床研究を共同で行います。

つながりたい分野

  • ・データサイエンス系企業、情報・通信企業等。

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