
共通・他の領域
2025.04.22
地域協働のPBL型国際グループワークインターンシップ
~ 企業と学生がWin-Winになれる国際的な産学連携 ~
工学部 工学力教育センター
国際工学教育(G-DORM)

上田 和孝
UEDA Yasutaka
自然科学系 准教授
- 専門分野
- 工学教育、国際教育、連携教育、課題解決型学習
- キーワード
- インターンシップ、留学交流、理工系グローバル人材育成、アクティブラーニング
研究の目的、概要、期待される効果
新潟大学工学部では、メコン地域(カンボジア、ラオス、タイ、ベトナム)の大学との留学交流事業G-DORMを実施しています。G-DORMでは、各国の参加学生と新潟大学生が、国籍・分野・学年混合のグループを組み、留学先の国・地域や新潟県内において、新潟関連企業での課題解決型の国際グループワーク・インターンシップに取り組んでいます。
このインターンシップでは、グローバル化の進展により企業が抱える実課題をテーマに設定し、学生グループが解決提案を行います。企業での実習期間は、短期(3日程度)、中期(1か月程度)、長期(2か月程度)であり、これに大学での事前・事後学習が加わります。インターンシップは新潟大学の正規科目として位置づけられ、所定の成果を修めた学生には、実習期間に応じて当該科目の単位が付与されます。
このインターンシップは、学生の実践的グローバル人材育成の場だけでなく、学生グループの課題解決提案を通じて、受入企業の人材育成・業務改善や、新事業に向けた価値創出等の機会としても活用されています。また、学生が受入企業の魅力を知る機会となり、その魅力が学生により国際学会やSNSで世界に発信されています。
関連する知的財産論文等
- ・Y. Ueda, et al., “Multicultural and Multi-disciplinary Project-based Learning with Industry Focus: Fostering Globally Competent Engineers”, INTERNATIONAL JOURNAL OF ENGINEERING EDUCATION, 37 (2), pp. 512-527, 2021.
アピールポイント
文部科学省等が後援する「第3回 学生が選ぶインターンシップアワード」で優秀賞を受賞し、またメディア報道や学会発表の実績もあるインターンシップです。
つながりたい分野
- ・学生の専攻と異業種・異分野の交流による新たな価値創造を重視します。インターンシップ受入可能な、どの分野でも歓迎します。
お問い合わせは新潟大学社会連携推進機構ワンストップカウンターまで
onestop@adm.niigata-u.ac.jp