
共通・他の領域
2025.04.22
医療的ケア児・者と家族の地域包括ケアにむけた支援者支援をめざして
医学部 保健学科
田中研究室

田中 美央
TANAKA Mio
医歯学系 准教授
- 専門分野
- 小児看護学、障がい児・者支援、NICU退院支援、地域包括ケア、学校看護師
- キーワード
- 医療的ケア児・者や障がい児・者への支援、家族支援、学校看護師、地域包括ケア、地域共生
研究の目的、概要、期待される効果
・医療技術の進歩により、日常的に医療を必要とする、医療的ケア児・者が増加しており、その支援体制の整備が求められています。
・当事者の方の困り感に寄り添った支援、ピープル・センタード・ケア(People-Centered Care:PCC,「個人または地域社会の健康課題の改善に向けて,市民がケアの主体となり,保健医療従事者とパートナーを組んで取り組むこと」)を目指します。重い障害や医療的ケアがあっても、子どもと家族が地域の中で過ごせるネットワークづくり重要です。
(1)支援者の支援
支援者の皆さんと、医療・教育・福祉・行政・ 企業が集まって、当事者のための支援となるよう、必要な時に「ノットワーク(knotworking 結び目)」をつなぐ活動になるよう、その体制づくりを目指しています。
○つながる場づくりと、つながり方の検討事例共有や個別のテーマ(就学、レスパイト、災害など)の解決策の共有→研究・課題共有と地域に応じた解決策・研修をとおして、一緒に取り組み、成果を共有します。
(2)当事者の皆さんとのつながり
子どもと家族の皆さんには、支援者のつながりの場を支えていただくサポーターとして、実際の体験や困難感を教えていただき、調査や改善策にアドバイスをいただきます。
関連する知的財産論文等
- ・田中美央 他(2019)在宅重度障害児・者の親のレジリエンス尺度の開発,日本衛生学雑誌74巻
- ・新潟県NICU入院児退院調整ガイドブック https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/kenko/1356813753310.html
アピールポイント
私たちは、支援者を支援するためのネットワークづくりを行っています。課題解決に取り組むため調査と場づくりを行います。
つながりたい分野
- ・医療的ケア児・者とご家族
- ・地域包括ケア・地域共生の地域づくりに関心がある方、医療・福祉・保育・教育、行政関係者
お問い合わせは新潟大学社会連携推進機構ワンストップカウンターまで
onestop@adm.niigata-u.ac.jp