
医療・健康・福祉
2025.04.22
ブロック積層型シリコーンクッションマット
~ シリコーンブロックシート用途開発 ~
社会連携推進機構
医療・福祉工学

尾田 雅文
ODA Masafumi
社会連携推進機構 教授
- 専門分野
- バイオメカニクス、生体医工学、福祉工学、インタフェースデザイン、プロジェクトマネジメント
- キーワード
- 褥瘡予防、体圧分散、体位保持、筋活動、シリコーン樹脂
研究の目的、概要、期待される効果
褥瘡予防を目的としたクッションマット等をカスタムメイド可能なシリコーンブロックシートを開発しました。本ブロックシートは、シリコーンゲルとシリコーンゴムから成る複合構造を有しています。これを用いて作製したクッションマットは、同一形状の発泡ウレタン製クッションマットに比べ、体圧分散性能が優れており※)、また前後左右に座面の傾けた際の重心位置移動が小さく※※)体位保持性能が高い特徴を有しています。
今後、本ブロックシートが有するもう一つの特徴であるカスタムメイドが可能な特性を生かした応用事例開拓が期待されています。
関連する知的財産論文等
- ・褥瘡予防用マットレス(特許5776569号)
- ・褥瘡予防用セミオーダー型シリコーンブロック製クッションの試作(バイオエンジニアリング講演会論文集,2016)
- ・褥瘡予防用シリコーン樹脂マットレスの安定性に関する研究(JSME北陸信越支部講演論文集,2012)
アピールポイント
シリコーンブロックシートは、褥瘡発生予防と姿勢安定性の双方に寄与します。
ブロック積層構造を採用し、使用者の体形や姿勢に応じた形状にカスタムメイド可能です。
つながりたい分野
- ・医療や介護の現場で、褥瘡予防機器を開発している開発者
- ・医療機器や介護用品を開発している企業
お問い合わせは新潟大学社会連携推進機構ワンストップカウンターまで
onestop@adm.niigata-u.ac.jp