
人文社会科学
2025.04.23
大学生と議論する探究学習開発
~ 高等学校「総合的な探究の時間」支援 ~
創生学部
田中プロジェクトゼミ

田中 一裕
TANAKA Kazuhiro
人文社会科学系 教授
研究の目的、概要、期待される効果
2021年度より、高等学校でスタートした「総合的な探究の時間」は、これまでの「総合的な学習の時間」と大きく異なり、社会的課題をターゲットとして、探究を深める内容となっています。
社会的課題は大変幅が広く、担当の高校の先生方だけでは、高校生の課題解決に向かうための指導が十分にできない状況です。
創生学部田中ゼミでは、2023年度、新潟県立新潟南高等学校、三条高等学校などに大学生が「総合的な探究の時間」にアドバイザーとして参加し、社会的課題へ取り組む高校生の授業活動を支援しています。具体的に、グループワークをおこなっている高校生に対して、リサーチクエスチョンの明確化、仮説の設定や検証方法、検証後のデータの統計的な取り扱いのレクチャーなどを支援しています。また中間発表会や最終発表会での講評・指導などもおこない、高校生の振り返りを促進しています。
現在、最も期待されていることは、自治体や産業界による「総合的な探究の時間」への関わりや支援です。
創生学部田中ゼミと一緒に、高校生の「総合的な探究の時間」へ関わっていただく自治体や産業界とのコラボをお願いします。
関連する知的財産論文等
- ・田中一裕,「未来を歩くためのスキル-AI時代に求められる意思決定力-」ブックレット新潟大学,2021年2月.
- ・田中一裕,「高等学校『総合的な探究の時間』における カリキュラム構築の課題と現状」創生ジャーナルHuman and Society 4,2021年3月.
- ・田中一裕,「『阿賀町子ども未来フォーラム』における ワークショップデザイン理論からの考察」創生ジャーナルHuman and Society 5,2022年3月.
アピールポイント
大学生が主体的に、高等学校の「総合的な探究の時間」への支援をおこないます。また、対象者にあわせた最新の内容・手法などを取り入れ、有効的に応用します。
つながりたい分野
- ・高等学校「総合的な探究の時間」において、高校生からのインタビュー・アンケート・見学・体験など受け入れをお願いできる自治体・NPO・企業など
お問い合わせは新潟大学社会連携推進機構ワンストップカウンターまで
onestop@adm.niigata-u.ac.jp