新潟大学 社会連携推進機構

医療・健康・福祉
2025.05.07

遺伝/ゲノム看護と共有意思決定の視点からヘルスコミュニティ創生をめざす

医学部 保健学科 母性看護学・助産学・遺伝看護学研究室
有森 直子
有森 直子
ARIMORI Naoko
医歯学系 教授
西方 真弓
NISHIKATA Mayumi
医歯学系 准教授
関島 香代子
SEKIJIMA Kayoko
医歯学系 准教授
柳生田 紀子
YAGYUUDA Noriko
医歯学系 助教
専門分野
遺伝看護学、母性看護学、助産学
キーワード
遺伝/ゲノム看護、共有意思決定、ライフスキル、医療経済学、行動経済学、予防医療
関連URL
https://www.clg.niigata-u.ac.jp/~arimori/ http://idenkango.com/nursing-in-genetics20170220.pdf https://www.clg.niigata-u.ac.jp/~arimori/kaken/

研究の目的、概要、期待される効果

 遺伝学的検査は、その結果が生涯変わらない遺伝情報を明らかにすること(不変性)、遺伝情報を共有するメンバーにも影響すること(共有性)、発症前診断、出生前診断など将来を予測すること(予測性)において、通常の検査とは異なります。特に出生前検査は、親のリプロダクティブヘルスライツと子どもの生きる権利について、倫理的な問題を抱えます。保健医療に関する意思決定は、人々にとって難しい意思決定といえますが、特に遺伝学的検査はより丁寧な支援が必要といえます。
 私たちは、患者と医療者が、決定の経過を共有しテイク(共有意思決定)に関する研究を行っています。(図参照)意思決定は、ライフスキルの一つでもあり、現在、創生学部と協働して、思春期(中高校生)を対象に「出生前検査」を素材として授業を行っています。
 共有意思決定のアウトカムは、「満足度」にとどまらず、医療経済への影響も今後模索したいと考えています。
 私たち看護職は、保健医療現場でおきている課題からの解決策を担当しますが、それを普及していく政策、広報の領域の方々との融合研究を希望します。
 最終的なゴールは、ヘルスコミュニティ創生を地方都市新潟で可能にするための方略を探索する実装研究です。
 市民が「病になっても自分らしくある社会」を目指し、「医療の安全に留まらない心地よい生活のケア(Wellbeing)」に関する研究を展開したいと思います。

関連する知的財産論文等

  • ・出産に関する妊産婦の自己決定.日本看護科学学会誌.1999,19(2),33-41
  • ・遺伝/ゲノム医療に関わる看護職に期待されること(日本遺伝看護学会 遺伝看護専門職検討委員会)
    http://idenkango.com/nursing-in-genetics20170220.pdf <アクセス:2020/1/28>
  • ・有森科研ポータルサイト https://www.clg.niigata-u.ac.jp/~arimori/kaken/

アピールポイント

CUREがなくても、CAREがあることで、市民は病になった時にも希望を持てる場合があります。私たち看護職の強みは、このCAREを160万という保健医療職最大の数で担うことができることです。

つながりたい分野

  • ・共有意思決定に関心のある方
  • ・ヘルスコミュニティづくりに関心のある自治体の皆様
  • ・予防医療のアウトカムに関心のある方

お問い合わせは新潟大学社会連携推進機構ワンストップカウンターまで

onestop@adm.niigata-u.ac.jp
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